6月9日に母と語り合ったこと

私に話してくれた母の思い

それは わたしの宝物になりそうだ
これからずっとずっと、、、私の心を支えてくれる。

最近 朝から寝入ってしまうことがふえてきて
ああ 母が またいっぽ進んだと さびしい思いを
していただけに
母が 語った すなおな気持ちが
わたしにはびっくりするほど嬉しくて
私は精一杯思いを込めて
母に娘としての気持ちをつたえた。

そうね 認知症の診断がくだされてから1年4ヶ月
そのときすでに かなり進んでるなんて
医師は 告げたけど
今 母の心を 聞くことができて
私は こんなに幸せ。

実家に 送り届ける途中 おいしいお豆腐やさんのミニバンが
止まっていた。
なつかしい「とーふ〜〜。とーふ〜。」
って音色が車から流れていた。
夫は美味しい豆腐が大好きだから、私は車を止めて
張り切って買った。
寄せ豆腐、がんもどき、厚揚げ、昔なつかしいふっくらおあげ。
 そしたら母も車から降りてきて
いっしょに買い物を楽しんだ。
 しまりやなところは、昔から変わらない。
厚揚げを三枚買おうとしてたので、こっちの寄せ豆腐にしたら?とすすめる。
お金をはらって母も嬉しそうにお豆腐をうけとる。
お金を払って買い物をする母をみるのが 私は楽しい。

 私の家にくるときはいつも帰り際にいっしょにお風呂に入る。
ちいさい湯船に二人で漬かって話をする。母のする話はいつも
母の子どもの頃の話、若い頃の話。
 
 どんな調子の悪い時でもお風呂にはいると、母の表情はほころぶ。
私はその笑顔を心に刻み込む。

ねえ 認知症だからって心ではいろんなこと感じ取っているんだよ。
母は自分では思いもよらない病気を背負ってそれでも明るくいきているの。
自分の記憶がどんどんなくなっていくことに、日記をつけて歯止めをかけようとしてるの。
母にとって日記帳は命よりたいせつ。

母の心中を吐露する相手がわたしであることが、どんなに私を幸せにしてくれることか。

それをじゅうぶんにわからせてくれた6月9日。

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