お彼岸

2006年3月20日
父のお墓参り用にと 花を買ってきた
去年が3回忌だった
まだ2年すぎたところ

自分の中に巣くう病魔が憎らしいとうめくようにいった

最後の入院の時、
「治ったらもどってこようね、」
というと
「もちろんさ。」
といった

それっきり、声らしい声は聞けずじまいだった

最後まで、自分の病気を知らず
戦った父

私の心の中に
もう無理なのではという思いがあって
父と同じ場所に立てなかった
今思えばそれは父にはとても寂しい事だったと思う

父を失った後、もうどこを探しても父がいないことが
信じられず
納得ができず
どうしようもない思いにとらわれた

いまだに車を運転しながらでも
父がもういない事を
ふっと思う

だから 母が
生きていてくれ
いっしょにおしゃべりをし
食事をし
庭をあるき
私の車にのっておでかけをし
いっしょにお風呂に入る
さわると温かい母を大切に思う

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