がらくた市から

2006年4月10日
桜の花満開の日曜日
近くの町でがらくた市が開かれた

今いちばん惹かれるのは古布や着物

青色の木綿に何枚か出会った

使い古して穴があいているところを
別布で繕ってある布切れがあった

これを縫った女性やその生活を想像した

ほしかったけど、すでに何枚かはあるので
我慢して帰った

でも妙に心にのこる布切れだった

その夜おもしろい夢を見た

わたしは古い民家を再生して
みごとな住まいにしているその家を訪れていた

居間 台所 寝室 すべてすばらしかった

そこにすむ女性が土間の一角で
布を小槌でたたいて染色している

きれいな萌黄色だった

しかもその家は
私の実家のちかくにあり
子供の頃
その家はたまに廻ってくる芝居の舞台として
一座に貸し出される家でもあった

古い記憶と民家の新しい住まい方とが
一緒になった興味深い夢だった

きっとわたしはそんな家に住みたいのだろうと思った

今度ブラジル人の友だちと何人かで
東京へ行く
6月にブラジルにかえるひとりの女性が
帰る前に東京にいってみたいということで
決まったこのプラン

わたしも一緒に行く事にした

「どうして東京なの?」

ときいたら

「日本に来ても仕事場と家との往復で、他はどこも知らない。
 ブラジルに帰ったら友達に笑われるよ、きっと。だから
 東京ぐらいみておかなくては。」

という。

私にとっても東京は縁遠い街、だからちょうど良いと思って
付き合うことにした

でも私が本当に紹介したいのは飛騨高山だ

飛騨の里の家々を見せてあげたい

彼女たちのしらない古い日本のよさを一緒に見てみたい

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索