母とむすめ

2006年7月21日
友だちはもう孫が二人もいる
「孫ってどう?」
「来ると 疲れるから早く帰って欲しいとおもうけど
 帰るとすぐ会いたくなる。」

ふーん、そういうものなのか

最近の母は
自分の存在が
人に迷惑をかけていないかと
とても気遣い、
それが度をこしているので 
そのときは一緒にいて
疲れてしまう

もっと気楽に娘の世話になったらいいのに
これが良くも悪くも母の性分

今日は何日で
何曜日になにをしなければいけなかったかと
いつも確認する

そんな母の傾向を
わたしが ふんわりと包んで
楽しい作業やおでかけや思い出話ですごし 
母の表情が明るく
母のかわいい笑顔が
たくさん見られた日は
ああ 良い日だったと思う

そして母が帰った後
すぐに母に会いたくなる

一緒にお風呂タイムを過ごした後
母の小さく形の良い頭にドライヤーを当てて
かみがたを整える

私の頭は
母が仕事を持っていたため
寝かされてばかりいて 後ろがぺったんこ
母の頭は こんなにかっこよくて
ずるいよ
なんて思いながら
この後姿をいつまでも見ていたいと思う

母と娘はごく普通の親子だったけど
認知症という病気が
私と母の関係をやさしい幸せな間柄にしてくれた

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