回想

2006年10月29日
国道の
右折車線で信号待ちになった

そういえば
この場所で父が接触事故起こしたって
言ってたっけ

青信号になるのを待ちながら
そんなことを思い出していた

父とはよく話をした

自分の子供時代の事
仕事仲間の友だちの事
仕事場での出来事
ちちの語り口は穏やかで
押し付けがましくなく
そしてこどもっぽくて
いろんなことに興味をもって調べる事が好きだった
話をする父の横顔
ふふふと笑うその声

わたしは 本当に父が好きだった

今も
街角で
ショッピングセンターの入り口で
同じ年代の
ほっそりした白髪の男性をみると
いつも父の面影と重なってしまう

父をよく知る従姉妹が先日言った

saraちゃんは 叔父さん似で
兄さんは 叔母さん似
はっきり別れているね

母も好きだけど
父親似といわれるのはうれしい

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