老い

2008年1月18日
年をとれば誰かの世話になるのは仕方のないことなのに
それを当たり前と受け入れるのは結構難しいことらしい。

母を見てそう思う。

「育ててもらった子どもが親の面倒を見るのは当たり前のことな んだよ。」
「そうかあ?、すまんなあ。。」

でも今日家に来てくれた母は久しぶりに元気がよくて
明るくて心がウキウキしていた。
リビングにさんさんと降り注ぐ日光に感激してた。
ひざ掛けを貸してあげたら暖かそうにまとって
目を細めてた。

私は母のためにせっせと手提げ袋をつくった。
ディーサービスのときにもっていく手提げぶくろ。
母の名前をアップリケし、小さな刺繍の横に三つの数字をアップリケ。
生年月日、もし忘れたら見るんだよってサイン。

母の不安をうまくそらしてゆったりと過ごす1日を作り出せた
今日、私はすごく幸せだった。

夜、BS11で「わらびのこう蕨野行」を見る。
恩地日出夫監督の作品。 
引きずり込まれるように最後まで見た。
最後に寒さと飢えで命の尽きた年寄りたちが命を終えて
身が軽くなり山の中で雪とあそぶ風景は原作にはなかった。
でも私はあってよかったと思う。

昨日は「そうかもしれない」
一昨日は「老親ろうしん」
その前は「もがりの森」(パソコンで漢字が出ません、ごめんなさい)
今週はこのテーマで見続けている。

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