西瓜を一人で食べながらいつも思い出すことは決まっている。
「おおい、西瓜を切るぞ」
と、父がみんなを呼ぶ。
はあいと、わたしは パンツ一枚になって
土間の上がり口に駆けつける。
大きな西瓜を父が包丁で切る。
母が皮用のバケツを用意する。
一切れの西瓜をもらって
私はかぶりつく。
口の周りも胸元も西瓜の汁でべたべたにしながら。
みんなでひとつの西瓜を食べた。
一度でいいから西瓜を丸ごとたべてみたいと
兄がいった。
「そんならいつか食べさせてやる。」
と父がいったこともあったな。
「おおい、西瓜を切るぞ」
と、父がみんなを呼ぶ。
はあいと、わたしは パンツ一枚になって
土間の上がり口に駆けつける。
大きな西瓜を父が包丁で切る。
母が皮用のバケツを用意する。
一切れの西瓜をもらって
私はかぶりつく。
口の周りも胸元も西瓜の汁でべたべたにしながら。
みんなでひとつの西瓜を食べた。
一度でいいから西瓜を丸ごとたべてみたいと
兄がいった。
「そんならいつか食べさせてやる。」
と父がいったこともあったな。
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