明日は 母の日。
連休に遠くの園芸店まででかけたので青いクレマチスの鉢を選んできた。
あさのうちに届けよう。
木曜日に来た母は、すこしあたまに霞がかかったような顔つきで
一日をすごしていた。
そんな日には私が娘であることもわからなくなる。
娘がいたことも、もうわからないかもしれない。
ソファによこたわる母のそばについていると
「永らくお世話になりました。」
「いろいろご厄介になってありがとうございました。」
と繰り返す。
「おばあちゃん、これからもずっとくるんだから、そんなこといわないでよ。」
私の言葉はこの日の母には届かない。
母の思いの中で、こんな言葉が出てくるようになった。
こんな風に過去形でいうのを聞くのは、はじめてのような気がする。
実家の義姉は、母が笑顔を見せることが多くなったとうれしそうだ。
まわりと自分の世界との距離が遠くなっていく時期に、一瞬の笑顔をみせるようになった母。
初めてつけた3年日記も今年が三年目。去年の母、一昨年の母、そして今年の母。
うれしい思い出で充たされる日もある。
そしてこの日のように母の言葉を深読みしてしまう日も。
でも、きっと、これからだって いろんな日があるだろう。
お風呂のなかで本当に気持ちよさそうにお湯に浸かり、「あったかい!」
と喜んだのは、つい先週の事だった。
母のいろんな姿を忘れてしまわないために、
私は母をここに連れてくる。
連休に遠くの園芸店まででかけたので青いクレマチスの鉢を選んできた。
あさのうちに届けよう。
木曜日に来た母は、すこしあたまに霞がかかったような顔つきで
一日をすごしていた。
そんな日には私が娘であることもわからなくなる。
娘がいたことも、もうわからないかもしれない。
ソファによこたわる母のそばについていると
「永らくお世話になりました。」
「いろいろご厄介になってありがとうございました。」
と繰り返す。
「おばあちゃん、これからもずっとくるんだから、そんなこといわないでよ。」
私の言葉はこの日の母には届かない。
母の思いの中で、こんな言葉が出てくるようになった。
こんな風に過去形でいうのを聞くのは、はじめてのような気がする。
実家の義姉は、母が笑顔を見せることが多くなったとうれしそうだ。
まわりと自分の世界との距離が遠くなっていく時期に、一瞬の笑顔をみせるようになった母。
初めてつけた3年日記も今年が三年目。去年の母、一昨年の母、そして今年の母。
うれしい思い出で充たされる日もある。
そしてこの日のように母の言葉を深読みしてしまう日も。
でも、きっと、これからだって いろんな日があるだろう。
お風呂のなかで本当に気持ちよさそうにお湯に浸かり、「あったかい!」
と喜んだのは、つい先週の事だった。
母のいろんな姿を忘れてしまわないために、
私は母をここに連れてくる。
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