幼なじみ

2009年12月1日 日常
先日
中庭でぶらりぶらりと
花の世話をしていると
幼なじみのKちゃんが 冬至かぼちゃをふたつもって
きてくれた。

「あら!ありがと。」

彼女が早期退職してこの地に一家でもどって来、近くにすむ両親を
介護するようになってもう3年はすぎた。

いつもいく郵便局の前に新居があるので
時々見かけると声をかけることもあったが
いつも忙しそうでゆっくり話す暇もなかった。

うれしくて 
「薔薇を切るからもっていって。」
と声をかけたけど
急いでいるとのことでそれもできなかった。

私「お母さんはどう。」
K「坂道を転げ落ちるように悪くなってる。」

K「この間、スーパーでTちゃんにあったけど、やっぱりお母さんが
 認知症で、でも病院にいきたがらないっていってたよ。」


 私たちの年代は、ほとんどの人が親の介護の問題を抱えている。

両親の近くにすむため、一家で引っ越してきて
私のふるさとでの新しい生活を始めたのはもう20年以上まえのこと。


仕事についているときは、
たまにスーパーで幼馴染とばったり出会うときがあっても立ち話をする程度。

でもこうして仕事をおえて、家に落ち着いた今

採れた野菜をもって家を訪ねてきてくれ
親の病状を報告しあえる幼馴染が近くにすんでいるってこと
うれしいとおもう。

お互いにげんきだったころの相手の親の顔をうかべて
いっしょに遊んだ子供の頃をおもいだしながら
「できるだけのことしようね。」
といって別れる。

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