夕方のこと、
ようやくチビ孫の子守から解放されて
薄暗くなるなか
急いで畑へ向かった。
白菜が巻きはじめるまでに追肥をするといいよと
隣の奥さんにきいていたので
まだ済ませてないことが気になっていた。
防虫ネットをめくって肥料をおいていたら
Hが「ぼくもやる。」
とやってきた。
少し手伝わせると気が済んだらしく
その場を離れていった。
わたしは気ぜわしく最後まで作業を終えて
後かた付けをしていた。
向こうのほうでHが大きな声を出した。
「おばあちゃん、月がきれい!」
下ばかり向いていた私は
「ううん?」
とHが指差すほうを見た。
「あら、ほんと!」
きれいな朧月が東の空高く上ってる。
このごろちょっとしたことで気持ちが不安定になるH
元気いっぱいなんだけど、内心心配もしている。
でもお月さんを見るのが好き。
飛行機が飛ぶのも見るもの好き。
星を見るのも好き。
Hが教えてくれた月はなかなか素敵な朧月だった。
ようやくチビ孫の子守から解放されて
薄暗くなるなか
急いで畑へ向かった。
白菜が巻きはじめるまでに追肥をするといいよと
隣の奥さんにきいていたので
まだ済ませてないことが気になっていた。
防虫ネットをめくって肥料をおいていたら
Hが「ぼくもやる。」
とやってきた。
少し手伝わせると気が済んだらしく
その場を離れていった。
わたしは気ぜわしく最後まで作業を終えて
後かた付けをしていた。
向こうのほうでHが大きな声を出した。
「おばあちゃん、月がきれい!」
下ばかり向いていた私は
「ううん?」
とHが指差すほうを見た。
「あら、ほんと!」
きれいな朧月が東の空高く上ってる。
このごろちょっとしたことで気持ちが不安定になるH
元気いっぱいなんだけど、内心心配もしている。
でもお月さんを見るのが好き。
飛行機が飛ぶのも見るもの好き。
星を見るのも好き。
Hが教えてくれた月はなかなか素敵な朧月だった。
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