ターニングポイント

私が５０代後半のころは、定年後の生活がどうなっていくのか、
すごく興味があった。
その年代の方々のブログをよんだり、友達を求めたりして自分の参考にしようとしていた。

いざその年代に達し、息子たち家族と毎年忙しく過ごしている間にもう６３歳。

今日はばら会のあつまりがあった。
「花後の剪定」というテーマで、すご～～くレベルの高い話をきいたあとで、会のリーダーを務めている先生が
「みなさんに聞いて欲しい話があるのです。」
といわれて、うかがった話は７３歳になるご主人が自営業の仕事をやめる決心をしたので、それにあわせて自分はばら作りを終わろうと決めたということだった。

彼女の潔い決心を聞いてメンバーはびっくりしたけれど、ばらを育てる楽しみと、家を空けずに世話を続ける大変さを分かり合える仲間として、その思いを理解することができた。

もちろん、ばら会としては、おおきな屋台骨を失うことになり
これからどうするという話が始まるのだけど。

７３歳といえば、今年限りでボランティアを終えて
新しい事を始めると宣言されている先輩がグループにおひとり。

ばら会の先生も　ボランティアの大先輩も、私などは足元にも及ばないすばらしい方で、これまで課題に向って突き進んでこられたことだろうと想像できる。

だから７０歳というターニングポイントにたち、自分の人生をもっともっと有意義にすごすために今の生活からの「卒業」を決心されたのだと思う。