くまのプーさんのフェイスタオル
もう色は落ちてきているけど
とっても丈夫。
私はまだまだ使いますよ。

そういえば これは誕生祝いのお返しにもらったもの
バスタオルとセットになっていた。

そのバスタオルはイスタンブールで一泊お世話になった
お家にお礼にともらってもらった。
あれからもう10年になるね。

その年、
日本語教室でしりあったトルコ人の友人のお家を
単身たずねていった。

彼はクルド人、とても仕事熱心で勉強熱心な人だった。

歴史的な背景も全然勉強せずに好奇心だけで私は
「ぜひトルコへきてください。」
というトルコに戻った彼からのおさそいに出かけていった。

アディアマンという町の彼の家に泊めてもらい
たくさんの家族や親戚にあわせてもらった。

すべてが異文化で貴重な体験だった。今も懐かしい。

帰りはイスタンブールまで付き添ってもらって2泊した。

一泊目はホテルを予約した。

そこへ行くまでの道中で、であった出来事。

道がわからず喫茶店でコーヒーを飲んだ、
その時彼が友達と電話で話した。

それがクルド語だったらしい。

それをきいていた店の人に
ホテルまでの行き方を彼が尋ねてくれた。

そしてそのとおりに歩いたけれど、なかなか見つからない。
大きな旅行かばんを持って夜の道を歩いて歩いて
やっと見つけた。

後でわかった。ホテルは喫茶店のすぐ傍だった。

わざと大回りの道を店の人が教えたのだった。

その理由も彼にはわかっていた。
クルド語で話したからクルド人だとわかってのことだと。。

二日目は同郷の彼の友達一家のすむアパートに泊めてもらった。

ちいさなかわいい男の子が二人いた。

その夜は、イスタンブールで働いている同郷の友達がたくさん集まってきて、にぎやかだった。

私はさっぱり言葉がわからず子どもたちと遊んで過ごした。

次の朝、
お世話になった奥さんに
もって行った新しいプーさんのバスタオルをプレゼントした。

「いちど洗ってから使ってね。」
と手まねでつたえたら
彼女は「うん、うん。」
とうなずいて受け取ってくれた。

この旅で彼が教えてくれたこと、私の得たものははかり知れない。

あのバスタオルもうよれよれになったかな。

コメント

ミハーハハ
2012年10月5日9:53

saraさんこんにちは
リンクさせてくださってありがとうございました。よろしくお願いいたします。
差別と言うのは一番醜い感情ですね。プーさんのタオルはどんなにくたびれたとしても、日本の友人に貰ったもの、と大事にされていることでしょうね。

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