生垣の剪定にとりかかった。

応援を頼んだのは、ブラジル人のAさん。
彼はブラジルでトマト栽培農家を長く営んでいた人。
こちらで建てた家の横には、見事な温室が作られ
たくさんの種類の野菜が育っていた。
初めてそれを見せてもらった時、彼のパワーや
持っている技術に私は本当に驚いた。

彼のそばで夫と私は、せっせとアシスタントし半日で
ほとんどの作業をやり終えた。

お昼ごはんを用意する。
彼の家に行くといつも
奥さんのSのおいしい手料理をご馳走になる。
だから、今度はいかにも日本らしい親子丼にした。
砂糖をつかわないブラジルの家庭料理に
食べなれている人は、醤油と砂糖の味付けがメインの
日本の家庭料理をたべるのが苦手な人が多い。

美味しいといってたべてくれたけど
どうだったろうか。

休憩時間には、日本にいた16年の間に
ブラジルがどう変わったかをいろいろ聞かせてくれた。

私がブラジルへ行ったのは12年前。

その時聞いた平均サラリーの今は3,4倍以上。
人々の暮らしも大きく様変わりしているという。
 かれはこの5月に国に帰って、一家でブラジルに戻る
準備をしてきた。

厚生年金の支給額が少なすぎることを知り
日本で老後を暮らす目処がたたないことがわかって
今の年齢ならまだ国へかえってやり直しがきくと
決心したと話してくれた。

わたしと彼の家族、そしてその友人たちとの
交流は、もう少し続けることができるだろう。

本当にたくさんの人が自分の国へ戻っていった。

いつか私が彼らに会いに、またブラジルを訪れる
そんな夢は実現するだろうか。

コメント

ミハーハハ
2012年11月21日11:36

以前職場の中国からの留学生が

「料理に砂糖をいれるのはおかしいと思います」、

と言っていたのに数年たつと

「もうちょっとお砂糖入れて」、

というまでになっていて大笑いしたことがあります。

日本在住のブラジルの方ならきっとsaraさんの親子丼おいしく召し上がったと思いますよ。

sara
2012年11月21日18:01

ありがとう。
たべものが合わないという言葉があるけれど、私はどこの国のお料理も美味しいと思うほうです。でも夫や息子はブラジル料理やタイ料理が苦手です。一緒に食べられなくてちょっと残念。

hana
2012年11月24日9:12

saraさん^^

昨日の私のところにsaraさんへのコメントを置いていたはずなのですが、何があったのか途中から抜け落ちてしまってました。
先ほど気づいて元に戻しておきました。
お読みになったかどうか分かりませんが失礼なことをしてしまって、ごめんなさいね!

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